管路調査
下水道管路の管理は、まず管路の状態を把握することから始まります。
800㎜未満の管渠では人が入れないためテレビカメラを用いた調査が行われますが、800㎜以上の管渠では人またはテレビカメラで調査を行います。
管路の劣化状況を把握することを目的とし、下水道管渠の継ぎ目状態、内壁の損傷、浸入水、取付管の異常、陥没状況などを徹底的に調査し、他施設への悪影響(道路陥没など)を未然に防ぐことができます。
管路調査とは | ・非破壊的: 管路調査は非破壊的な手法を使用して行われます。つまり、パイプや管路を解体することなく、内部や周囲の状態を評価することができます。これにより、環境への影響を最小限に抑えつつ、効果的に情報を収集することが可能です。
・精密な評価: 管路調査では、カメラを使用して、管路の内部や周囲の状態を詳細に評価することができます。異常な変形、損傷、漏れ、詰まりなどの問題を高い精度で検出し、特定することができます。 ・問題の早期発見: 管路調査は、問題箇所を早期に特定することができるため、予防的なメンテナンスや修復計画を立案するのに役立ちます。問題が放置されると、より深刻な損傷や障害を引き起こす可能性があるため、早期発見は重要です。 ・コスト効率の向上: 管路調査により、問題の範囲や原因を正確に特定することができます。これにより、必要な修復やメンテナンスの範囲を最小限に抑え、効果的な予算配分を行うことができます。コスト効率の向上と、予算の最適化に貢献します。 ・安全性の向上: 管路調査は、劣化した管路の早期発見により、安全性を向上させる効果があります。問題のある管路は、漏洩や破裂といった予期せぬ事故を引き起こす可能性があります。適切な調査とメンテナンスにより、安全性を確保することができます。 |
管路調査

管路調査状況

TVカメラ車内

TVカメラ車

TVカメラ