オメガライナー工法
オメガライナー工法は、あらかじめ工場でω状に折りたたんだ形状記憶性能をもつ硬質塩化ビニル管を既設管内に引き込み、蒸気で加熱することで円形に復元し、圧縮空気により既設管と密着させ強固な自立管を構築する工法です。
工法の特長 | ・加熱のみで円形にスピード復元。 安全・確実な管路更生スピーディーで容易な施工性。 工期短縮とコスト削減が可能です。有機溶剤を用いないため臭気が発生しません。 ![]() 既設管の曲りや段差にシワなく追従。取付管のみの更生も可能です。 ![]() 地盤変位等にともなう既設管への追従性を有しており、耐震性に優れます。 ![]() |
ロングスパンの施工が可能で、曲がりや段差にもフレキシブルに対応。
50m以上のロングスパンにも対応(呼び径により異なる)。接続部のない水密性に優れた一体管路がスピーディに構築できます。また、既設管の曲がりや段差にもフレキシブルに対応します。
臭気の発生・火災の心配もありません。
更生材料に有機溶剤を使用していないため、臭気対策や火災等の心配がない安全な工法です。
工法の原理
施工フロー
既設管への引き込み | マンホールよりオメガライナーを既設管に引き込みます。ドラム巻き長さは50m以上(呼び径により異なる)で、1スパンを無接続で引き込み可能です。
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蒸気加熱で円形復元 | ボイラーユニット車よりオメガライナーの内部に蒸気を送り込みます。蒸気によって加熱されたオメガライナーは形状記憶効果により円形に復元します。
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圧縮空気により既設管と密着 | 円形復元後、低圧の圧縮空気(0.03~0.20MPa)を送り込むことで、既設管内面に密着します。低圧をかけたまま空気で冷却することにより、完全に密着して、耐久性、耐食性に優れた塩ビ管による更生管路が完成します。
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①管内洗浄状況

②水替状況

③障害物処理状況

④管口ローラー設置完了

⑤引込ウインチ設置完了

⑥予備加熱状況

⑦管引込み状況

⑧管端栓設置完了

⑨加熱状況

⑩拡径・冷却状況
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⑪取付管穿孔状況(施工中)

⑫取付管穿孔完了

⑬管口仕上完了

⑭施工前

⑮施工後